2026.08.21 COLUMN
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デスクライトの位置を決めるポイント|影・まぶしさ・反射を位置を変えて確認

パソコンとノートを置いたデスクを照らすデスクライト

デスクライトを使っていて、「右と左のどちらに置けばいい?」「高さはどのくらいがいい?」と迷うことはないでしょうか。

デスクライトの位置には、誰にでも当てはまる一つの正解があるわけではありません。
利き手や作業内容、ライトの高さや向きによって、手元の影やまぶしさ、紙やモニターへの光の映り込み方が変わるためです。

たとえば、利き手と反対側に置いていても影が気になることがあります。
また、ライトの位置を高くしても、発光面の向きによってはまぶしく感じることがあります。
デスクライトの位置は、一般的な目安だけで決めるのではなく、実際に作業する姿勢で見え方を確かめながら調整することが大切です。

この記事では、デスクライトの位置を決める基本に加え、当社オリジナルのデスクライト「ジェントライト」を使って、左右・高さ・向きを変えると見え方がどう変わるのかを写真とともに紹介します。

木製デスクの左側にジェントライトを設置した撮影環境

今回の自社確認では、奥行約60cmのデスクを想定した環境でデスクライトの位置を変えて比較しました。

デスクライトの位置は「影・まぶしさ・反射・照らす範囲」で確認する

デスクライトの位置は、「机の左から○cm」「高さ○cm」のように数字だけで決めるのではなく、実際の見え方を確認しながら調整しましょう。

デスクライトの位置を決めるときに確認したい4つのポイントを示した図解
確認すること見るポイント
手元の影手やペンの影が、文字を書く位置に重なっていないか
まぶしさ座った姿勢で発光面が直接視界に入っていないか
反射・映り込み紙、タブレット、モニターに気になる光の反射がないか
照らす範囲ノートや資料など、実際に使う範囲まで光が届いているか

一般的な置き方の目安が、自分の机でそのまま最適になるとは限りません。
セードの幅、発光面の形、アームの可動域などが違えば、同じ位置でも影や光の広がり方は変わります。

左右の位置は、利き手と手元の影を見て決める

メモを取る手元

筆記作業では、右利きなら左側、左利きなら右側から照らすのが一般的な目安です。書く手と反対側から光を当てることで、手の影が筆記部分に重なりにくくなります。

ただし、「利き手の反対側に置いたから完了」とは考えず、実際にペンを動かして影を確認します。

左右を変えると、筆記部分の影に違いが出た

今回は、右利きの当社スタッフが同じ撮影条件で、デスクライトの位置や向きを変えて確認しました。

・夜間に撮影
・シャッターを閉め、外光が入らない状態
・天井照明:アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CL8DL-5.0WF-U くつろぎモードで点灯
・奥行約60cmのデスクを想定した位置にデスクライトを設置
・比較写真はすべて同じ照明条件で撮影

今回使用した蛍光灯型デスクライト「ジェントライト」は、セード横幅595mmの蛍光灯型デスクライトで、ベース式・クランプ式の2通りで設置できます。

右利きでデスクライトを右側に置き文字を書くと手元に影ができる様子
利き手と同じ右側にデスクライトを置いた状態。

手の影が筆記部分に濃く重なりました。また、文字を書くために手を動かすと影も一緒に移動し、煩わしく感じました。

右利きでデスクライトを左側に置き手元の影を抑えて文字を書く様子
デスクライトを利き手と反対の左側へ移動した状態。

ライトを左側へ移すと、右側に置いたときより筆記部分の影が薄くなり、気になりにくくなりました。

左右を決める目的は、ルールどおりに置くことではなく、実際に文字を書いたときに作業部分へ邪魔な影が重ならない位置を探すことです。

高さだけでなく、発光面がどこを向いているか確認する

デスクに置かれたパソコンとデスクライト

デスクライトの高さは、「高ければよい」「低ければよい」と一律には決めにくいポイントです。製品形状や用途によって推奨される位置も異なります。

自分のデスクライトでは、普段の姿勢で座ったときに発光面が直接視界に入らないかをまず確認します。同時に、照らしたい場所まで光が届いているかも見てください。

高い位置でも、発光面の向きによって光の感じ方が変わった

今回の撮影では、当初「ライトが低いほど発光面が視界に入りやすく、光を強く感じるのでは」と想定していました。

ところがデスクライトの位置と向きを変えて確認すると、最も光が直接目に入りやすかったのは、ライトを高い位置にして、発光面を座る人の方向へ向けた状態でした。

発光面を座る人の方向へ向けた状態。
セードの向きを調整し、座った位置から発光面が直接見えにくくした状態。

今回の確認では、高さだけでなく、発光面の向きによってもまぶしさの感じ方が変わりました。

高さと向きを調整するときは、「発光面が直接見えないこと」と「作業場所まで光が届くこと」をセットで確認します。

PC作業では、モニターへの映り込みと手元の明るさを両方確認する

ノートパソコンとライト

パソコンを使う場合は、手元の影だけでなく、モニターへの光の映り込みも位置を決める材料になります。

PC作業時のデスクライトの位置を決めるときは、画面に気になる映り込みがないかを確認し、モニターの見やすさと手元の明るさを両方見ながら調整することをおすすめします。

厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、グレアの防止に配慮するとともに、ディスプレイを作業者にとって好ましい位置や角度、明るさに調整することが示されています。

こうした考え方を参考に、デスクライトの光源の位置や向きを変え、モニターへの映り込みや手元の見え方を確認しました。

モニター上部近くへ寄せると、映り込みが気になりにくくなった

今回の確認では、筆記作業では使いやすいと感じた位置のままパソコン作業をすると、モニターへの反射や映り込みが気になりました。

そこでデスクライトをモニターへ大きく近づけ、光源をモニター上部付近へ移動しました。

デスクライトをモニター上部付近へ寄せた状態。

この位置では、画面への映り込みが気になりにくくなり、パソコン画面も見やすく感じました。一方、筆記作業で使用した位置と比べると、手元の光はやや弱く感じました。

今回の確認では、筆記作業で使いやすいと感じた位置と、モニターへの映り込みが気になりにくい位置は一致しませんでした。
パソコンだけで作業するのか、横にノートや紙資料を広げるのかによって、デスクライトの位置を調整するとよいでしょう。

なお、モニターへの反射の違いは写真では十分に撮影できなかったため、ここでは撮影者が実際に画面を見て確認した結果として紹介しています。

◆パソコン作業環境の整え方を知りたい人に

パソコン作業向けのデスクライト選びについては、PC用デスクライトの選び方とおすすめポイントも参考にしてください。

画面のまぶしさや映り込みそのものを見直したい場合は、パソコン画面がまぶしいときの対策|明るさ設定・反射・照明を見直すも参考にしてください。

位置を調整しても見づらいときは、明るさやライトの可動域も確認する

ワークスペース

左右・高さ・向きを調整しても作業しづらさが残る場合は、位置以外の条件も確認します。

・手元全体が暗い → 明るさや調光を確認する
・必要な場所までライトを動かせない → アームの可動域を確認する
・ベースが邪魔で適切な位置へ置けない → クランプ式を検討する
・PCと紙資料の両方へ光が届かない → 照らせる範囲を確認する

位置を調整しても解決しないときは、「明るさ」「可動域」「設置方式」「照らせる範囲」のどこに原因があるかを分けて考えると整理しやすくなります。

◆デスクライト選びや使い方で迷ったら

明るさの合わせ方については、デスクライトの調光機能はどう使う?自分に合う明るさの見つけ方で詳しく紹介しています。

これからデスクライトを選ぶ場合は、デスクライトの選び方で迷ったら|用途別診断で自分に合うライトをチェックも参考になります。

机の上にベースを置くスペースがなく、位置調整が難しい場合は、クランプ式デスクライトの選び方とおすすめもご覧ください。

まとめ|デスクライトの位置は、実際の作業姿勢で確認する

まとめイメージ

デスクライトには「右利きなら左側」といった一般的な位置の目安があります。

ただし、左右や高さの数字だけで適切な位置が決まるわけではありません。

普段の姿勢で実際に作業しながら、手元の影・発光面のまぶしさ・紙や画面への反射を確認し、左右・高さ・向きを調整することが大切です。

今回ジェントライトを使った自社確認でも、左右を変えることで筆記部分の影が変わり、高い位置でも発光面の向きによって、光が目に入りやすいかどうかに違いがありました。
また、パソコン作業ではモニター上部付近へ寄せると、撮影者は映り込みが気になりにくくなる一方、手元の光はやや弱く感じました。

今回の結果は、奥行約60cmのデスクを想定した環境で、ジェントライトを使用して確認した一例です。
発光面の形状や大きさ、アームの可動域などが異なる製品では、影や反射の出方も変わります。

「正しい位置」を数字だけで探すのではなく、自分が実際に行う作業をしながら見やすい位置を探してみてください。

参考資料

厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」
蛍光灯型デスクライト ジェントライト® 商品ページ