2026.02.26 COLUMN
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目が疲れやすい人は要注意|眼精疲労になりやすい人の特徴チェック

蒸しタオルを使う女性

「夕方になると目が重い」「スマホやPCのあと、ピントが戻りにくい」――そんな不調は、現代人にはよくある悩みです。
同じ作業量でもつらさの出方には個人差があり、見え方のクセや乾き、作業環境などが重なると、眼精疲労につながりやすくなります。

この記事では、目が疲れやすい人に多い“共通点”を整理し、まず何から整えるとよいかをまとめます。

まず確認|「疲れ目」と「眼精疲労」は同じじゃない

目の不調には大きく分けて2つあります。
一晩寝たり休んだりするとラクになるなら、いわゆる「疲れ目(眼疲労)」の範囲であることが多いです。
一方で、休んでもつらさが残り、頭痛・肩こりなど全身の不調も一緒に出るなら「眼精疲労」の可能性を考えます。

大事なのは、「まだ我慢できるから大丈夫」と考えることではなく、疲れ目なのか、眼精疲労に近い状態なのかを見分けて、対策のしかた(目の休ませ方・環境の整え方・必要なら受診の判断)を変えることです。

✅眼精疲労セルフチェックとケアはこちらの記事も参考に

眼精疲労になりやすい人の特徴チェック|当てはまる条件が多いほど要注意

チェックリストイメージ

これから挙げる項目は、眼精疲労になりやすい人が共通して持っている生活習慣や身体的な特徴です。
自分に当てはまるものがないか、一つひとつ確認してみてください。
複数の項目に該当する場合、目が疲れやすい原因が重なっている可能性があり、眼精疲労になりやすい状態と言えます。

自身の生活を見直すきっかけとして、セルフチェックをしてみましょう。

1)見えにくいのを“無理して見ている”

・文字が小さいまま我慢して読んでいる
・まぶしい白背景を、眩しさをこらえて見ている
→ 見えにくい状態が続くと、目はピントや明るさに合わせようとして負担が増えます。

まずはここから: 表示倍率を上げる(文字を大きくする)/背景を見やすい設定に変える。

2)メガネ・コンタクトが今の生活に合っていない

度数チェックを数年していない/近くを見る時間が増えたのに同じ度数のまま
→ 合わない矯正は、ピント調整に余計な負担をかける原因になりやすいです。

まずはここから:「近く作業が多い」ことを前提に、眼科やメガネ店で検査して相談を。

3)近くを見続けて、ピント調節が休めていない

・画面との距離が近い
・休憩を挟まず、近くを見る作業が続いている
→ 近い距離が続くと、ピント調節に関わる毛様体筋が緊張した状態が続き、遠くへ切り替えにくくなったり、疲れやすくなったりします。

まずはここから: 休憩中はスマホをいったん置いて、遠くを見る時間にします(数十秒でもOK)。

4)乾きやすい環境+まばたきが減りがち

目の乾きと加湿器イメージ

エアコンの風/コンタクト/集中すると瞬きが減る
→ 乾きは違和感だけでなく、ピントの合わせづらさにもつながることがあります。

まずはここから: 作業の区切り(送信・保存・ページ切り替え)を合図に、ゆっくり2〜3回まばたき。

目の乾きが気になる人はこちらもチェック⇒ドライアイ対策|つらい目の乾きをやわらげるセルフケアと予防習慣

5)明暗差・映り込みが多い

画面が反射する/部屋が暗いのに画面だけ明るい
→ 見え方が安定しないと、目がずっと調整し続けがちです。

まず試すならこれ:反射を減らす配置にして、部屋の明るさも少し足す。

6)夕方に症状が出やすい

午後〜夕方にかすむ/ショボショボする
→ 午後は目の負担が積み重なり、乾きや集中の影響も重なりやすい時間帯です。

ます試すならこれ:夕方前に先回りして“短い休憩”を入れる。

7)首・肩が固まりやすい

前のめりの姿勢/肩こり
→ 姿勢が崩れると距離が近くなり、結果的に目の負担が増えやすい。

ます試すならこれ:椅子に深く座り、パソコンの画面を少し上げて「首と肩が力まない位置」に。

8)40代以降で「近くが読みにくい」「ピントが合いにくい」

本とメガネ

近く→遠くのピント合わせに時間がかかる
→ 老眼のはじまりが混ざると、目の負担が増えがちです。

まず試すならこれ:文字サイズ・光・距離を「頑張らなくて読める」に調節する(=老眼 対策の基本)。

すぐにできる、老眼対策トレーニングはこちらから

9)「目の疲れ」だけでは説明しにくい不安がある

・片目だけ違和感が強い/急に見え方が変わった
・目の疲れに加えて、頭痛・めまい・気分の落ち込みなども気になる
→ 眼精疲労は目の使いすぎだけでなく、ドライアイや緑内障白内障などの目の状態、または体調の影響が関係することもあります。

まずはここから: 無理に我慢せず、症状が続く・悪化する場合は医療機関に相談する。

✅ぼやけが気になる方はこちらも参考に

まずは5分で整える|対策の優先順位

順番1,2,3

「いろいろ試したのに改善しない…」という方ほど、どれか一つが原因というより、いくつかの負担が積み重なっていることも。
無理のない範囲で、取り組みやすい順に整えてみてください。

・画面の見え方(文字サイズ・明るさ)
・休憩の入れ方(長くより“短くこまめに”⇒参考:ハーフタイム
・周囲の環境(照明・反射・姿勢)

✅具体的な整え方は、こちらのパソコン作業向けの記事も参考にして下さい

ご両親へ|子どもが「目が疲れる」と言うとき

スマホを見る兄妹

子どもでも眼精疲労のような不調が出ることがあります。
特に、近くを見る時間が増えると「目の疲れ」を訴えやすくなります。

文部科学省の学校保健統計(令和7年度)では、裸眼視力1.0未満の割合が小学生で約36%、中学生で約59%、高校生で約71%という結果が示されています。

「周りもみんな近視だし、メガネで見えれば困らないし大丈夫」と思いがちですが、近視が進むほど将来の目の病気リスクが上がる可能性がある点は、知っておきたいところです。

「目が疲れる」というサインが出ているときには、一度立ち止まって確認しておくことが大切です。

✅家庭でできる対策や、受診の目安は別記事で詳しくまとめています⇒子どもの近視が将来の眼病につながる?──家庭でできるリスクを減らす対策 

眼精疲労に関するよくある質問

Q. 眼精疲労は何日くらいで治りますか?

回復期間は原因や症状の重さによる個人差が大きく、一概には言えません。
数日の休息で軽快することもあれば、原因を取り除かない限り数週間以上続くこともあります。

根本的な改善には、目の負担となっている生活習慣や環境を見直すことが不可欠です。
症状が長引く場合は、他の病気が隠れている可能性もあるため、眼科の受診を検討してください。

Q. 眼精疲労の改善に役立つ食べ物や栄養素はありますか?

特定の食品だけで眼精疲労が治るわけではありません。
目の健康維持には、ビタミンA、ビタミンB群、アントシアニン、ルテインなどの栄養素が役立ちます。
これらの栄養素は、にんじんやかぼちゃなどの緑黄色野菜、豚肉、青魚、ブルーベリーなどに豊富に含まれています。
バランスの取れた食事を心がけることが、目の健康を支える基本となります。

✅目に優し栄養素やレシピはこちら⇒目に良いレシピ15選!疲れ目が気になる方のための食事アイデア 

Q. 子どもが眼精疲労になることはありますか?

はい、子どもでも眼精疲労になります。
主な原因は、スマートフォンやゲームの長時間利用、暗い場所での読書、視力に合わない眼鏡の使用などです。
子どもは症状をうまく言葉で表現できないことも多いため、頻繁に目をこする、目を細める、集中力がないといったサインに注意しましょう。

定期的な視力検査と、適度な休憩を促すことが大切です。

それでも「ピント切り替え」がつらい人へ|短時間ケアという選択肢

生活習慣の見直しや休憩を意識しても、目の疲れや「ピントが合いにくい感じ」が続くことがあります。
そんなときは、無理に我慢するより、セルフケアを上手に取り入れるのもひとつの方法です。

たとえば、目の乾きや不快感を和らげる目的で使われる市販の目薬や、蒸気で目元を温めてリラックスしやすいアイマスクは、手軽に試しやすいケアです。

それでも「近く⇄遠くの切り替えがつらい」「夕方になるとぼやける」と感じる場合は、“ピントの切り替え”を促すケアを習慣にしてみるのも選択肢になります。
ホームワック ピントフレッシュは、一日の始まりや終わり、作業の合間などに取り入れられる短時間ケアツールです。

まずは試してみたい方向けに、レンタルのご用意もあります。ご家族みなさまでご利用ください。
✅詳しくはこちら⇒ホームワック ピントフレッシュ

セルフケアを続けても改善しない、あるいは悪化するように感じる場合は、我慢せずに眼科へ相談してください。
専門医の診断によって、度数の見直しや目の状態に合わせた対策が見つかることがあります。

まとめ|「目の努力」を減らせる人ほど、ラクになりやすい

眼精疲労は、目が「見える状態」を保つために行っている調整が積み重なり、負担が大きくなったときに起こりやすい不調です。
背景には、合わない視力矯正、近い距離を見続ける作業、照明や反射の影響、姿勢の崩れなど、複数の要因が重なっていることも少なくありません。

そのため、休息だけでは十分に改善しないと感じる場合もあります。
目そのものを休ませることに加えて、目が過度に負担を抱えないように、見え方や作業環境を整えることが大切です。

無理のない範囲で、できるところから一つずつ。
表示倍率を上げる、休憩の入れ方を変える、明るさや姿勢を見直す――こうした小さな調整の積み重ねが、日常の不調を軽減する助けになります。